英検のスコア、どう活用する? CEFRと英検CSEスコアを徹底解説!

前回のブログ(「英語の資格が武器になる!外部検定で大学入試を有利に進めよう」)で、「英語外部検定利用入試」について皆さんに紹介しました。今回は実際に大学の要項を一緒に確認してみましょう。

目次

  1. 「CEFR」って何?
  2. 「英検CSEスコア」って何?
  3. 「CEFR」の算出には「英検CSEスコア」が必要
  4.  英検からCEFRレベルを算出する際の注意点
  5. まとめ

1. 「CEFR」って何?

名城大学では2025年度入試より法、人間、都市情報、農、薬学部A・H・K方式で英語外部試験が利用可能になりました。https://www.meijo-u.ac.jp/admissions/ippan-henkou(名城大学HP)

確認すると、

「基準スコア CEFR B2以上」で個別試験「外国語」の得点を満点とみなす(個別試験「外国語」の受験を免除)とあります。英検の級の記載がありませんね。

多くの大学では、このようにCEFRに基づいて、英語外部試験スコアの換算を行っています。

では、このCEFRとは何なのでしょうか。

CEFR(セファールと読みます)とは、「Common European Framework of Reference for Languages」の略で、ヨーロッパを中心に広く使われている言語能力を評価するための国際的な基準のことです。

英語だけでなく、他の言語にも対応しており、学習者の言語能力を6段階に分けて評価します。

具体的には、以下の図の通りA1(からC2(熟練者・熟達レベル)までの6つのレベルが設定されており、それぞれのレベルで「どの程度のコミュニケーションが取れるか」を示しています。

例えば、「私は英語はCEFR B1、フランス語はA2、ドイツ語はA1 です。」と言うと、それぞれの言語がどれくらい使えるのか相手に伝わりますね。

引用元:BRITISH COUNCIL  https://www.britishcouncil.jp/programmes/english-education/updates/4skills/about/cefr

では要項をもう少し確認してみましょう。

どうやらCEFR B2は実用英語技能検定は総合2300以上に該当するようですが、準1級や2級といった級がかいてありません。

え、、、じゃあ英検は何級を合格すればいいの?


2. 「英検CSEスコア」って何?

この「英検総合2300以上」とは、「英検CSEスコア」の合計が2300点以上であることを指します。

英検CSEスコアは、日本の英検をはじめとする英語試験で採用されているスコアシステムで、各技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)ごとにスコアが算出されます。

そしてこの英検CSEスコアからCEFRを算出することができます。

【CEFR対照表】

※CEFRのC2は英検では該当なし


3. 「CEFR」の算出には「英検CSEスコア」が必要

上記の表より、今回の名城大学の外部検定利用入試を使うのであれば、

CEFR B2以上必要=英検CSEスコア2300以上が必要なので、

英検準1級合格ラインが2304であることから英検準1級を取得していれば利用できるというわけです。

ただ、英検CSEスコアとCEFRの対応表を見ていただけるとわかるように、CEFRの各レベルの下限スコアと各級の合格基準スコアは、完璧には対応していません。

CEFR B2に該当する英検CSEスコアは「2300〜2599」ですが、英検準1級の合格スコアは「2304」です。

もし準1級を受験した結果が「不合格」であっても、2300点以上を取れていれば「B2」の評価になります。

この場合、名城大学であれば英語外部検定が利用できるというわけです。

合否や自分が保有している級だけでは、CEFRレベルを正確に算出することはできません。

英検からCEFRレベルを算出する際は、必ず英検CSEスコアを確認するようにしましょう。


4. 英検からCEFRレベルを算出する際の注意点

上記の通り、単純に英検の級だけでCEFRレベルを判断するのは危険です。ここでは、その注意点を解説します。

級ごとに下限と上限、および合格ラインが決まっています。

例えば、準2級で算出できる英検CSEスコアは1400〜1699になっていますが、このスコアを下回ってしまうと「CEFR算出外」の評価となってしまいます。

また、上限スコアを上回った場合、スコアに関係なく評価は英検2級で算出できる最高のCEFRレベル「B1」扱いとなる点に注意しましょう。英検準2級は満点だと英検CSEスコアが2400ですが、極端な話もし満点をとったとしてもCEFRはB2とはならず、「A2」扱いとなるのです。

英検からCEFRレベルを算出する際は、【CEFR対照表】で確認して英検CSEスコアから算出をしましょう。


5. まとめ

英検CSEスコアを活用することで、自分の英語力を客観的に評価し、目標達成に向けた学習計画を立てやすくなります。特に、CEFRとの対応を理解することで、他の英語試験との比較が容易になり、受験や就職、留学などの場面で強みとして活かせます。

また、外部利用入試においても、自分のスコアがどのように評価されるかを把握し、効果的に活用することで、より有利な受験対策が可能になります。自分のスコアを確認し、次のステップに活かしていきましょう!

外部利用入試でどうスコアを活用すればいいの?目標スコアはどれくらい?等の相談は、令和学院のMiraiプランナーにお任せください!!

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