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政府は2026年度からの私立高校の授業料無償化の年収制限を撤廃する方針を打ち出しました。これに対して愛知県の高校ではどんな影響があるかを考えます。
私立高校無償化の拡充の現状
公立高校は実質無償化となり、現在では私立高校も年収590万円未満(*)に対して授業料の実質無償化が実施されています。この形は2020年から始まっていますが、現状の高校受験はどのようになっているのでしょうか。
愛知県の私立高校の人気は増加傾向
愛知県ではもともと「公立王国」と言われるほど公立高校への進学者が多く、私立高校は選ばれにくい状況でした。これは「計画進学率」という制度によって、公立高校3分の2、私立高校3分の1という比率で定員が管理されていたためです。
しかし2020年以降の私立高校無償化により、「費用が同じなら私立を」という考え方が広まり、私立高校の人気が高まりました。これには、私立高校の教育環境の改善や進学実績の向上といった長年の努力も背景にあります。

大学受験の変革も追い風に!
大学入試の共通テスト導入、総合型選抜や推薦入試の拡充により、付属高校のメリットが注目され始めています。
愛知県では「名城高校」「中京高校」「愛知高校」などが人気を集め、難化の傾向も見られます。これらの高校は、それぞれ名城大学、中京大学、愛知学院大学への進学に直結しており、「大学受験を有利に進めたい」という家庭のニーズにもマッチしています。
受験を考えるご家庭がふえたから
近年、「高校受験=人生設計の第一歩」として真剣に向き合う家庭が増えました。
保護者が中学生の将来まで見据えて学校選びをするようになったことで、面談や相談も長時間に及ぶケースが増えています。特に「高校受験は大変だから大学受験は推薦で済ませたい」「付属高校でエスカレーター式の進学が理想」といった意識の変化も見受けられます。

まとめ 今後の愛知県の受験は・・・
私立高校への人気は今後も高まり続けるでしょう。その一方で、公立高校は選別が進み、「旭丘」「明和」「菊里」「瑞陵」などの難関校や、「松蔭」「天白」「名古屋西」などの人気校、「一宮」「一宮西」「西春」「江南」など地域に根ざした進学校は安定的に支持され続けると考えられます。
反対に、それ以外の高校は定員割れや志望者減少に直面し、「この高校でしか学べない」という強みが求められる時代へと突入していくでしょう。
私立無償化の影響は今後さらに広がる見込みです。今後も最新情報を追いながら、受験の選択肢を慎重に考えることが求められます。
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